2012年11月29日木曜日

マブラヴ・オルタネイティブクリア後感想(ネタバレ有り)

マブラヴ・オルタネイティブのフルコンプリート後感想、ネタバレ有エントリーです。

例によって、あらすじメモ+感想という感じで書いていきます。

総合戦闘技術評価演習終了までプレイ時点での感想

 ハイヴ内部らしきところで実験槽の脳らしきものを多数発見するところからオープニングが始まる・・・
 UNLIMITEDの世界を一通り体験した知識、経験を持った状態でUNLIMITEDの世界の最初に戻ってくる武。悲惨なイメージだけが残っているオルタネイティブ5計画を阻止するために過去の知識であり、この世界の未来の知識を活用してオルタネイティブ4計画を達成すべく、この世界を救うために立ち上がる!
 この時点では絶対に知りえない極秘計画オルタネイティブ4や5の話を夕呼先生にしてとりあえず特別に軍の訓練兵として編入させてもらう。すでに、前の世界で訓練済みなだけあってありとあらゆる技能や知識が完璧な武。前の世界での日程をぐんぐん縮めていち早く正規兵になり発言力を得て世界を救おうと頑張る。
 総合戦闘技能評価演習も一度体験済みなので楽々。前の世界でひっかかった毒蛇やベルトキット紛失、ロープとライフルのどちらを残すかなどなど、頭を悩ませた選択肢を未来の知識を使って華麗に選択していく。

 強くてニューゲーム。俺TUEEE状態。正直楽しいw。これから起こることを知っていてそれをうまく使っていくってのは楽しいね。シナリオ自体も無印マブラヴで明かされなかった謎に迫っていきそうなな感じだし・・・これだよこれ、このシナリオを待っていたんだ!

並列世界への転送実験開始までプレイ時点での感想

 あっさり総合戦闘技能評価演習をクリアして衛士となった武たち。戦術機適性試験、戦術機シミュレーションで前の世界以上の驚くべき結果を最初からたたき出す。並行して、HSST墜落事件を事前に知っていた武の助言のもと夕呼先生が裏から手をまわしてそれを未然に防いでしまう。
 武は、いち早く他のメンバーにも戦術機を使いこなしてほしい武は、夕呼先生に元の世界のゲーム「バルジャーノン」のような簡易な操作方法で複雑な挙動を再現できないか?という考えのもと、その概念を取り入れた戦術機の新制御OS「XM3(エクセムスリー)」を開発してもらう。
 このXM3の性能が想像以上によく、前の世界で苦戦した千鶴&彩峰と組んでの模擬戦で最初から圧倒的な差で勝利してしまう。
 このころオルタネイティブ4の研究に行き詰まっていた夕呼先生のところで見た資料が元のEXTRA編の世界の夕呼先生が閃いて黒板に書き殴っていたものに酷似していることに気づき、元の世界へ一時的に武を飛ばし理論の回収を命じられる。

 もう何もかもが順調に流れていてwktkが止まらない。EXTRA編の世界ともかかわり持ち出したし、何気ない靴が草むらに飛んで行ってしまったものが投げ返されてきた所とか、あちこちの伏線が次々回収されていって読んでて楽しい。理論の回収直前までやってきた所で、ついにオルタネイティブシナリオ固有のイベント。沙霧の反乱がおこる。

沙霧の反乱終息までプレイ時点での感想

 火山の近くの避難命令地域への派遣を手をまわしてほかの部隊にお願いしたことで、武達の対応より事務的で強制的な手段が取られてしまったことがきっかけとなったかはわからないが、国政を憂いていた彩峰の許嫁であり、彩峰の父の部下だった沙霧が立ち上がり、千鶴の親である内閣総理大臣を殺害し反乱を起こしてしまう。
 訓練兵である207小隊は後方警戒の任務にあたるが、そこに帝都を戦火に巻き込みたくないとわずかな護衛とともに逃げ延びてきた冥夜の姉である将軍と出会あう。207小隊は将軍を護衛しながら横浜基地を目指す。
 途中逃げきれず沙霧部隊に包囲されるが、冥夜が姉である将軍の影武者役をかって出て沙霧の説得をする。あと少しというところで国連の兵士が発砲をし説得失敗、戦闘に突入してしまう。

 このシナリオはたまの父親である国務次官、千鶴の親である内閣総理大臣、冥夜の姉である将軍、彩峰の許嫁である反乱首謀者、美琴の父である諜報部の工作員と関係者が多い部隊のそれぞれの立場といりまじってそれぞれの葛藤などもありなかなか面白かった。武はこの事件を経て、大義のために自らの手で犠牲を出してしまうこと手を汚してしまうことへの覚悟を深める。

まりもちゃん(T T)

 反乱の事件が終息し将軍護衛の成果をあげた訓練部隊は急遽昇任が決まり訓練課程修了で全員少尉に昇格、正式に軍に配属される。配属先は全員一緒で夕呼先生直轄の特殊任務部隊。そして、武は元の世界へ再びジャンプ。理論の回収も済ませ、また武が基礎概念を提案した戦術機の新制御OS「XM3」の性能試験が行われる。想像以上のパフォーマンスを見せ喜んでいるところに突然BETAが現れる。
 初の戦場ということでパニック状態に陥る分隊メンバー。催眠暗示と興奮剤の投与によって完全にパニックに陥った武は性能試験用の模擬ペイント弾でBETAに突っ込んで行ってしまい戦術機がやられてしまう。コックピットの電源が落ちBETAの迫る音が響いて死にたくないと叫ぶ武。ギリギリのところをほかの国連軍の戦術機に助けられる。
 すべてが順調に進んでいたところに失態を犯してしまい落ち込む武を慰めていたまりもちゃんが・・・まりもちゃんがーーーー

 この何もかも順調にいってたところから、まりもちゃんが突然BETAに目の前で食べられてしまうという衝撃の展開でいっきに地獄に叩き落された感じ。その直前の戦術機が停止してBETAが迫ってくる時も、何か選択肢失敗してしまったのかとドキドキした・・・。そこを救い出されて、ほっと一息、ここから立ち直っていくんだと思ってた矢先にBETAにまりもちゃんが殺されてしまう・・・てか食べられてしまうとか・・・ナンダコナンダコレ。もうすっかりこの作品にやられちゃってます。

純夏事故後、BETAの世界へ戻ってくるところまでプレイ時点での感想

 絶望のどん底に叩き落された武は、この世界から逃げるため元の世界に戻してもらうように夕呼先生に頼む。元の世界へ逃げ帰ってきた武は、平和なこの世界と生きているまりもちゃんを見て号泣。もうツライ世界のことは忘れて、この元の世界で生きていこうとするが事件がおきる。
 朝起きると殺人事件のニュースが・・・まりもちゃんがひき肉工場の機械に頭部を挟まれて死んでしまう。BETAに頭から食べられてしまったまりもちゃんと重なり混乱する武。夕呼先生のもとに駆け付けると、どうやらまりもが死ぬという因果を武がこちらの世界に運び込んでしまったということが判明する。

 ざわざわっとしました。これでまりもちゃんだけじゃなく、たとえばBETAをこちらの世界に引き寄せてしまったらどうなるか!?どっちの世界も、あのひどい世界と同じようになってしまうのか・・・

 また落ち込む武に更なる事件がおきる。武に近しい人の記憶がこの世界から流出してしまっていることが判明する。次々と武を忘れていってしまう世界。そんななか純夏だけはしっかり武をしっかり覚えている。向こうの世界に純夏が居ないから記憶の流出先がないためかもしれないと安心するが、その翌日、いつも「タケルちゃん、タケルちゃん」と言っていた純夏が「おはよー白銀くん」と・・・ショックを受ける武にさらなる追い打ちが・・・今度は純夏が事故によって重傷を負ってしまう。
 純夏は記憶の流出が起こっていなかったのではなく、いち早く自分が武の記憶を忘れてしまっていることに気づき、毎日つけていた日記を何回も何回も読み直すことで記憶を保っていたのだった。それが武が向こうの世界からやってきたことで因果のバランスが崩れ記憶や因果の流入流出がおきてしまい記憶の流出速度が早まってしまった。世界がめちゃくちゃになってしまった。
 夕呼先生は解決策として、因果の流入流出が武を通じて行われているその根本原因を正せばすべての世界が正常に戻ると提案する。武も覚悟を決め、向こうの夕呼先生がもしも元の世界に武が取り残されてしまった時のために用意していた帰還手段を使い、武は再びBETAのいる世界へ舞い戻る。

 まりもちゃんが食べられちゃった時点で絶望のどん底だったんですが、そこからこうも次々と更なるどん底に叩き落されるとは思わなかった。
 純夏の日記はずるい・・・なんていうかもう涙目になりながら見てた。タケルちゃん大好きの気持ちが伝わってくるし。絶対に、絶対に忘れないという強い決心も伝わってくる。忘れても思い出すんだという決心が・・・純夏いいやつだ!絶対に、絶対に救って見せる。世界をもとに戻して見せると力が入った。

00ユニットの正体、オルタネイティブ4計画

 決心と覚悟をもって戻ってきた武に、完成した00ユニットが紹介される・・・そう、純夏そっくりの姿でBETAに対する憎しみをつぶやき錯乱し続ける作られた存在として。
 オルタネイティブ計画についても一端が明かされる。オルタネイティブ計画とは人類とBETAのコミュニケーションを可能にしBETAの情報を調べ、また交渉などを行うための計画。オルタネイティブ1はありとあらゆる学者を集めてのコミュニケーション手段の模索、2は徹底的なBETAの研究。3がテレパシー能力による直接的な交信。超能力特性の高い個体同士を遺伝子操作で配合してテレパシー能力を持った子供を作る。社霞はその中でも飛びぬけて能力が高い個体だった。プロジェクトの結果、得られた情報は、人類を生命体として認識していないことが分かる。むしろ機械の方に興味を示しているということ。そしてオルタネイティブ4は機械に人間の思考をさせてコミュニケーションを行おうという計画。
 純夏がそこに選ばれたのは、過去にBETAに捕虜にされて生きながらにして脳だけにされてしまいながらも唯一生還した個体だったため。00ユニットの完成とともに、その脳のデータを吸出し00ユニットの量子電導脳に移植。機械としてBETAに認識される体を持ちながら人間の思考を持つ疑似生命体として生まれ変わった。

 無印クリア時点での予想についていろいろ明らかになったところであってたこと外れたことを整理してみる。
 まず、培養槽の脳みそは鑑純夏っていうのは当たってたみたいだ。伏線が多かったのもあるか。
 次に、社霞についてはテレパシー能力者っていうのは表現が違うけど合ってはいた。人造人間というのも、正解といっていいか。ただ、無印マブラヴではあまり感情や思考というものを感じられなかったから人としては欠陥があるんじゃないかと思ってたけど、オルタネイティブでは随分と自分の意思や感情を持ってるようになってるな。ここは外れたか。
 オルタネイティブ4がテレパシーによるBETAとの交信というのも大体合っていた。ただ、オルタネイティブ1~3の予想は見事に外したな。ハズカシイw。でもオルタネイティブ計画がBETAとのコミュニケーションをするための計画だとしたら、オルタネイティブ5がその延長線上にあるのがどうも納得しにくいな。
 純夏がこちらの世界で脳だけにされてしまってるということは、その因果が元の世界に流れ込んだと考えると、事故によって植物人間になってしまうとかなのかな?それとも、00ユニットの完成に伴って殺されてしまった純夏の死という因果が流れ込んで世界に殺されてしまった?00ユニットの感情を取り戻すことで元の世界の純夏も意識や感情を取り戻したりするのかな?

佐渡島ハイヴ奪還作戦直前まで

 00ユニットこと純夏の調律を任せられる武、と同時に伊隅中隊への配属が決まる。伊隅中隊には茜や柏木などの一足先に総合戦闘技能評価演習をクリアした人たちと、頼れる先輩中尉達が居る。みんな明るくていい人たちだ。
 純夏はひたすらBETAに対する憎しみとBETAを殺す訓練をさせろと錯乱するが、武が話しかけるようになってから急激に症状が改善する。順調な回復を見せる純夏に夕呼先生は性能試験を行うため大がかりな佐渡島ハイヴ奪還作戦を発動する。
 作戦では純夏が100mを超えるほど巨大な戦術機「凄乃皇(スサノオ)・弐型」に搭乗し、ムアコック・レヒテ機関なる抗重力エンジンを備え、敵レーザー砲をラザフォードフィールドなる重力場で曲げて防御。荷電粒子砲で本拠地を叩くというとんでもない兵器。重力場制御によって移動するため、機体内を逆位相のラザフォードフィールドで覆わないと人が存在できないような空間になってしまうが、当時の演算器では不可能だったものを量子電導脳の演算能力で補うことで実戦配備が可能になったという。ここまですごい兵器をもってして、夕呼先生曰く00ユニットのウェポンオプションの1つに過ぎないと言い放つ。

 純夏の感情が取り戻されていくさまは、まさに愛情の力というかわかりやすいけどいいね。もしかして、純夏も武と同様に時間をループしていて、この世界で武が忘れてしまったオルタネイティブ5計画後の世界を何度も体験しているとか?毎回、武が殺されてしまう世界を見続けることでBETAを憎むようになって・・・さらに、この世界の結末も実は知っていて、それで早く訓練をと焦ってたり?・・・確定した未来を知っているオルタネイティブシナリオの初期の武に似ている気がした。
 凄乃皇はすげーな。なんていうかこれでもかっていうぐらいの特殊兵装満載でwktkが止まらない。これを純夏が操るわけか・・・燃える!

佐渡島ハイヴ奪還作戦

 作戦は途中まではうまくいき、凄乃皇が荷電粒子砲を撃って佐渡島ハイヴの一撃で上層を吹き飛ばすところまではばっちり。あの時の人類全体の昂揚感といったらなかった。これで勝てる!人類は救われる!そんななか、2発目の荷電粒子砲発射直後にトラブル発生。凄乃皇が停止し墜落してしまう。
 再起動を試みるも失敗。機器類は正常なのに起動しないところから、00ユニットこと純夏に関するトラブルだと判断し00ユニットの回収と凄乃皇の自動制御による退避または自爆の命令を下す夕呼先生。極秘中の極秘である00ユニットの回収に向かう武と伊隅隊長。武が純夏と呼びかけたことで、伊隅隊長は武と00ユニットこと純夏の関係を知る。
 そのまま武は純夏を戦術機に乗せて退避、伊隅は凄乃皇の制御を試みる。途中、武の護衛をしていた柏木機がダメージを受け離脱を断念。伊隅隊長のサポートに戻る。
 武の脱出は艦隊の援護などもあり成功するが、凄乃皇の起動はうまくいかずムアコック・レヒテ機関を暴走させて自爆。佐渡島ごと消し去る作戦に切り替える。そこに想定外に援軍を投入してきたBETA、柏木が護衛に徹するも圧倒的な物量の前に敗北。殺されてしまう。
 伊隅機も破壊され脱出不能となった伊隅は凄乃皇に残り手動でムアコック・レヒテ機関を暴走させて自爆する覚悟をする。

 「ハイヴが・・・砕けた・・・」荷電粒子砲SUGEEEE!これが安定運用までいけば勝てる!そうみんなに思わせるには十分な威力だった。と同時にトラブルとか、何としてでもこの兵器を無傷にもって帰りたいというみんなの気持ちはすごくよくわかる。
 このあたりからもう、死を覚悟した戦士達の熱い戦い。EXTRA編のほのぼのした雰囲気などどこへその。燃える、熱い、泣ける戦いが続く。人類の未来のため、中隊の戦友のため命を懸けて戦う。柏木のあっけない最後、伊隅隊長の自爆覚悟が決まってからの通信・・・。柏木といい、伊隅隊長の一人で残るっていうセリフといい、もう嫌な予感しかしなかったけどな!

純夏イベント

 佐渡島ハイブ作戦で不調になっていた純夏だが、ダメージはなく順調な回復を見せる。思考も安定し、自分の状況もしっかりと理解する。自分ががBETAにどんな扱いを受けたのか、自分は00ユニットで人間じゃない。そんな葛藤と同時に、武がどれだけ危ない状況にあるのかを知り危険から遠ざけようする。しかし、武もあきらめず、それを知ってもなお純夏と一緒に居たいと願う。

 ようやくスミカと心が通じ合えた・・・これでいつも通りの元気な純夏に戻るかな?

横浜基地襲撃

 まただ、これから順調にいけばうまくいく。世界を救えるという時に事件が起きる。佐渡島ハイヴから逃げ延びた一部のBETA(といってもかなりの大軍勢)が横浜基地を目指して進軍してくる。目的は横浜地下に残したままとなっているハイヴ反応炉。先の作戦で消耗しきった帝国軍などの援軍も望めず少ない戦力でBETAを向い撃たなくてなならなくなる。純夏は武と一緒に愛し合い激しい感情にさらされたため、量子電導脳を保護するODL溶液が急激に劣化。回復のため数時間のメンテナンスが必要。そもそも凄乃皇自体が先の作戦で自爆し、予備部品での組み立てが間に合わず出撃不能。
 横浜基地の総力をあげて防衛を試みるが圧倒的なBETAの物量に基地が浸食されていく。しかも、BETAは戦術というものを使わないと研究されていたが、その前提が覆り陽動作戦。レーザー級BETAの温存など今までにない動きを示し苦戦を強いられる。
 純夏が途中でメンテナンスを中断し起動。リーディングの結果あらたな事実を掴み、夕呼は反応炉の停止を決断する。人が作ったものではないハイヴの反応炉を止めるにはBETAが大勢向かっている反応炉そのものに直接現地は向かわなくてはならず、茜の姉がその役に立候補する。
 早瀬中尉と武の突撃前衛(ストームバンガード)コンビで護衛にあたるが、どこからか制御室にBETAがもぐりこんでしまい茜の姉が殺されてしまう。同時に通信ケーブルを切断され司令部と連絡が取れなくなった武たちは反応炉を破壊することを決断する。
 時限装置をしかけて反応炉を破壊しようとするが、ここでもBETAが今までにない行動をおこし、爆弾の時限装置のみを破壊してしまう。反応炉が単なるBETA達のエネルギー供給源ではなく、戦術情報をハイヴ間でやり取りする通信装置ではないかと本能的に気づいた早瀬隊長は戦術機の自決装置(SDS)を起動してリモートではなく直接反応炉を爆破破壊する。

 次々イスミ・ヴァルキリーズのメンバーが死んでいってしまう。負傷していく・・・もう最後に特攻するしかないのか?食堂で茜に姉と早瀬の最後を話した時はかなりうるうるきてしまった。作戦中は悲しむ間も無く、次への対処をしなければならないせいか、終わった後の弔いの時なんかに色々思い出してしまうんだな。

桜花作戦開始直前

 横浜基地を破壊しつくされ、かろうじで守れたものはA01部隊イスミ・ヴァルキリーズの内、元訓練兵だった武、冥夜、千鶴、彩峰、たま、美琴の6人、00ユニットである純夏、オルタネイティブ計画に深くかかわってる社霞。戦術機に至っては月詠さんたち帝国斯衛軍の機体とA01部隊が死守した凄乃皇。
 こんな状態でも純夏がリーディングした情報により反応炉から人類の戦略情報がオリジナルハイヴに伝わってしまった可能性があるため、喀什(カシュガル)にあるオリジナルハイヴを早急に排除する必要がでてきた。そこでたてられた作戦が「桜花作戦」。凄乃皇に直援部隊として武達A01部隊をつけた特殊部隊によるオリジナルハイヴ破壊作戦。武、純夏、霞は凄乃皇に乗り込んで最深部のコアを破壊する。護衛の戦術機はまともに動くものがないため、無事だった月詠さんたち帝国斯衛軍の機体を借り受ける。世界中の軍を使い壮大な陽動を行い敵本部のコアまで地球周回軌道から一気に降下、攻め込むというもの。

 いよいよ最終決戦か、最後はマブラヴのオリジナルメンバー+霞。この少人数で世界を救うとかわかりやすいじゃないか。やってやろうぜ。

桜花作戦

 突入作戦開始時にあのJAMの「未来への咆哮」が流れるんだな。すげぇいい所で流れるな!これは思い入れ深くなる曲になるはずだ。カッコイイし、熱いし、最終決戦だし!
 最深部に近づくにつれて敵の攻撃も激しく・・・後方からの敵増援を止めるために千鶴と彩峰が、コアへの入り口を開き、武たちを通した後BETAたちを通さないように最後まで戦いつづけゲートを封鎖するために美琴とたまが・・・。最後にハイヴコアの攻撃から凄乃皇を守るために冥夜が・・・。みんな犠牲になりながらも人類の勝利のため戦う。そして最後に凄乃皇でコアを破壊、武、純夏、霞だけを乗せた脱出艇で帰還する。
 基地に戻ってくるが、純夏は復活しなかった。量子電導脳の保護溶液であるODLの浄化はハイヴの反応炉を使わなくては行えず、人類が保有していたハイヴがなくなってしまった今、純夏のODLを浄化する手段がなく助ける手段がなかった。

 A01部隊のみんな頑張った。「未来への咆哮」がすげぇ思い入れ深い曲になってしまった。やっぱり作中歌は曲に多大な影響を与えるな。歌詞をみながら、戦友たちや廃墟となった町とか色々なイメージが思い浮かぶようになるんだろうな。
 オリジナルハイヴ攻略作戦がこんなに急遽実行に移されたのは、純夏自体がもう数十時間しか持たないから凄乃皇を使える最後のチャンスだったんだな。
 因果導体として、こっちの世界や、あっちの世界の因果や記憶を運んでしまっていたその原因自体は純夏の想いだったのか。純夏と結ばれてその力が解消され、すべての因果の流入がなかった元の世界へと戻っていく武・・・

マブラヴクリア

 元の世界、だけどちょっと違う世界。美琴は女の子に、冥夜の姉が生きていて一緒に転校して来たり。なぜか社霞まで転校して来たり。しかも霞は純夏を知っているみたいだった・・・。そもそもオルタネイティブ3計画で作られた霞はこっちの平和な世界では存在しないはずだし。純夏が思いつく限りの幸せな世界になったということなのかな?
 ぶっ通しでプレイしていたからか、自分があっちの世界に行ってる気分になる。平和な世界へ戻ってきた・・・そんな風に感じた。

クリア後感想

 というわけで、長かったマブラヴ・・・ようやくすべてをクリアしました。綺麗にハッピーエンドで終わった感じだしよかった。逆に言うと無印マブラヴの終わり方がひどかったな。これは必ずセットで売るべきだ。
 クリアしてからだと、もう冥夜との約束とか無理で、壮大な世界を賭けて戦い守ったらこの世界で純夏と生きていくことしか考えられないな。
 そして何よりも、このゲームをずっと気にさせてくれたJAM Projectの「未来への咆哮」に感謝したい。最高の曲ですよ。クリアした後カラオケで歌ったけど、色々思い出して涙目になってしまってた。いい作品でした。


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