なんだかアニメ化やらゲーム化の話まで出てきてるソードアート・オンライン。5,6巻の「ファントム・バレット」を読み終わりましたー。
ファンタジーな世界から一転、銃器を使ったPvPなMMORPGの世界の話にいきなり変わった。前回でてきた「ザ・シード」なるソードアート・オンラインエンジン(カーディナルシステム?)を使って無数にできたMMORPGの一つで起きた事件の話。公務員のVR課の人からの依頼でオンラインRPG上で起きている事件の解決にキリトが手を貸すという話。
感想(ネタバレ有り)
今作のヒロインのシノンは小さい頃に郵便局で強盗に会い、母親を守るために強盗の銃を奪って強盗を撃ち殺してしまっている。キリトもソードアート・オンラインの世界で殺人ギルド「ラフィン・コフィン」から仲間を守るために、ラフィン・コフィンのメンバーを殺している。この話のテーマは「何かを守るために人を殺す事」なのかな?それをどう受け止めて、どう生きていくか・・・ 仮想世界で得た強さは現実にどう影響をあたえるのか・・・さて、今回のゲーム「ガンゲイルオンライン」のゲームシステムもまた面白いね。銃器による銃撃戦でのプレイヤー同士のバトルが基本となるルール設定。弾道予測線がシステムアシストとして表示されることによって激しい銃撃でもかわす事が可能。スナイパーの利点を奪わないための初弾のみ弾道予測線の非表示。とまぁ、ユーザーがワクワクしそうな設定でイイ!この弾道予測線のシステムだけど、実際にプレイヤー同士でオンラインの銃撃戦をやるとして、お互いどうしてもタイムラグが発生するので、そこをどう解決するか?ってのはリアルで問題になってる部分だと思う。スナイパーが自分の画面で敵を狙って射撃しても、その瞬間のサーバー側の情報、相手側の情報の位置は数十msという単位でのズレが生じていて攻撃側、被弾側、サーバー側のどこで当たり判定をするかによってユーザー同士の納得度、公平性が変わってしまう。でも、この弾道予測線がシステムとして組み込まれると、射撃側が実際に射撃を行うまでにタイムラグが必ず生じてもこのシステムのためだと納得できそうだし、被弾側もこのラインが表示されることによってギリギリかわした!無理だ避けられない!とかの納得度がありそう。そして、この弾道予測線の表示から被弾までの時間をユーザー間のタイムラグのバッファとしてシステムに組み込めば・・・なんか上手く実装できる気がする!?w とか、勝手に妄想をふくらませてみたりしてw
最近やってるGears of War3に出てくる武器でワンショットって武器があるけど、あれがこの「弾道予測線」に近い気がした。ワンショットで確実にキルできるけど、射撃までのタイムラグがあって、弾道の予測線が表示されてしまう。狙われてるとわかりやすい警告音まで鳴ってやべやべっ!って感じがする。やっぱり楽しそうだ!
主人公のキリト君は今までバリバリのファンタジー世界でSTRとAGI特化での剣術を鍛えてるプレイヤーなんだけど、この武器が銃しかない世界でどうするんだろうって思ったら・・・まさかのフォトンソード登場!やっぱりキリト君には剣だよねっ!
そして、弾道予測線を利用したフォトンソードによる弾丸切り!もうやりたい放題だなっ!超必殺技を全部ブロッキングされたような感じなんだろな、相手プレイヤーは絶望するわw 銃メインの戦場で銃弾をフォトンソードで切り刻みつつ近接でバッサリと倒していく姿はさぞ異様だろうな
物語の方は、次々ゲームの世界自体は変わってるけど根幹にあるのはソードアートオンラインでの話。今回はソードアート・オンラインでの犯罪ギルド「ラフィン・コフィン」の生き残りとの話。死銃(デスガン)なる銃によってプレイヤーを銃撃して、ユーザーを実際に殺してしまうことができるという。それの調査をしていく上で、死銃を使って実際にユーザーを殺しているプレイヤーがラフィン・コフィンの生き残りだという・・・
死銃の話が出たときは、また何かアミュスフィアのバグ的なものでユーザーを殺すことができるのか?とか思ったけど、なんとも現実路線な話だったね。たしかに、こう毎回フルダイブ型ゲームによって死人がでたらフルダイブ自体が規制されてこの話がおわっちゃいそうだしね。でもまぁ、電子ロック解除マスターキーに薬物による毒殺とは医者の息子と言ってもちょっと都合良すぎるきもするけどw
それにしてもキリト君カッコイイな。ヘカートIIの弾丸を近距離で切って防いでしまうとか、こういう展開大好きです。今回は5,6巻と2巻使って完結の話だったけど、やっぱり展開早いね。読んでて楽しい。次はどんな話をしてくれるんだろうか、こうも次々といろんな設定のゲームを考えられるってすごいなぁ
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