2011年9月18日日曜日

SENSE OF WONDER NIGHT 2011


毎年恒例になりつつあるセンス・オブ・ワンダーナイトに行ってきました。このイベントはセンス・オブ・ワンダー、不思議な感覚、その発想はなかった!みたいな要素をつかったゲームをピックアップして紹介していくというイベント。今年はセガやコナミからもエントリーがあって少しプロの犯行?みたいな面もあった。

デバイスの新しい応用法


このセクションでは入力デバイスを利用した新しい応用法を使ったものが紹介された

暗暗迷路

画面表示が一切ない迷路探索ゲーム。iPhoneの方角センサーを使ってぐるぐる回りながら音をたよりにゴールを目指す。リアルサウンド~風のリグレット~を思いだした。携帯SNSゲームが単純に次へを押すだけのゲームになってる今、こういう表現手段を逆に絞ったものをゲーム化して「満員電車の中でも出来るゲーム」とか作ったらいいんじゃ?w

Taplib

セガからの作品。少しルールがややこしいので、かなり雰囲気だけで書くと、iPadでランダムに配置されたチクタクバンバンのパネルみたいなブロックをタッチすると、そこに経路が繋がってるブロックが消える。すべてのブロックを素早くけしたらクリアみたいな感じ。繋がってるパネルによって消えるときにSEが鳴って、それが音楽を奏でるような感じになる。ゲームのSEで演奏が行われるRezみたいな感じかな?と思った。ゲーム会社からの作品だけあって、ひと通りゲームとしての体裁が整ってた。実際にプレイしてみたいなーという感じ。見ているだけでは少しわかりにくかった。

reflow


今回の作品で一番良かった作品。これもiPadを使った作品。画面上部からパーティクルのエフェクトが滝のように流れていて、それを画面下部に配置された同じ色の受け皿に貯めたらクリアというゲーム。その貯めるための方法が斬新で、iPadのカメラで撮影した映像がそのままこのゲームの背景となって、白い部分が当たり判定を持ってパーティクルを弾くことができる。EyeToyで似たようなゲームがあった気がする。言葉での説明は難しいので「xymatic : reflow」ここの動画を見てもらうのがよさそうだ。1分ちょっとの動画、一見の価値はあるかと。
 このゲームのクリアの仕方がいろいろあって、クリアした時の画像を撮ってTwitterとかでアップする機能もあるみたい。このステージを俺はこんな背景を使ってクリアした!こんなポーズをとってクリアした!なんて言い合うのが楽しそうだ。
 プレゼンもなかなか上手くて。最後の最後で少し難しいステージが出てくるんだけど、それのクリア方法がこのプレゼンをしている人が着ている意味不明なデザインだったTシャツを写すことでクリアできる!おおおぉ!って感じ。非常に面白い作品でした。

世界の中に入り込む


Inside a Star-filled Sky

2Dの全方位シューティング。プレイ中にプレイヤーキャラクタが拡大されて、プレイヤーキャラクタの中での闘いが同じように始まったりとステージのフィールドの縮尺が次々変わっていく。マトリョーシカみたいな感じ?不思議な感じだったけど、どうゲームになってるのかは良く分からなかった。

Solstice

Kinectを使ったゲーム。綺麗な3Dフィールドをキネクトの操作で飛び回って世界を創造していく。これもよく分からなかった。芸術作品っぽい。

リードミーズ

すでにXbox Live Arcadeで売り出し中のコナミのゲーム。商業商品をここに持ってくるのはどうなんだ?とも思うけど確かに面白かった。Kinectを使ったゲームでプレイヤーがとったポーズがそのままゲーム内の棒人間キャラクターに反映される。プレイヤーはその棒人間キャラクターを操作して(棒人間キャラになりきって?)ゲーム内をただ歩き続ける小人をゴールのゲートへ導く。腕で拾い上げてゴールに投げ込んでもいいし、足で蹴り上げてもいい。レミングスみたいなゲーム。
 これだけでもなかなk面白かったけど、さらに面白かったのは、二人プレイが可能。二人の棒人間が協力して、例えば手をつないで長い橋を作って向こう岸までわたらせてあげるとかそういうプレイも可能。極めつけは二人羽織モード。なんのことだろう?と思ったら、ゲーム内の棒人間キャラクタの腕の動きだけがお互い交換されてる状態になるというもの。棒人間本体の動きと足の動きは自分なのに、そこから出てる腕だけ別の人が操ることになる。ここで腕をあげてっ!とか言いあって不思議な一体感?いや分離感が味わえそうだった。

Q.U.B.E.

Portalみたいな雰囲気の脱出ゲーム。色のブロックに対して役割が与えられていてそれを操作することでステージから脱出していく。普通に良くできたFPS視点のパズルゲーム。

自動生成の楽しさ


主に自動生成を使ったゲーム

Eufloria PSN

宇宙と惑星を連想させるような雰囲気のライフゲーム。惑星の周りを衛星軌道で飛び回った種が惑星に落ちて育って次の惑星へ旅立って・・・惑星間の種子同士がお互いを喰い合って・・・みたいな感じ。

僕は森世界の神になる

これもなかなか面白かった。フィールド上に草が生えていて、動物がきて食物連鎖がおきていく感じ。動物が育っていくんだけど途中でボスキャラが現れてそのフィールドを荒らしはじめる。目的はこのボスを倒すこと。プレイヤーができることは、フィールドのアイテムを「殺す」ことだけ。
 つまり、うまく草や動物を間引いでやって強い動物が育つようにフィールドを整備してやり、結果ボスキャラの侵略にフィールドが耐えられればクリアという感じ。直接的な操作をせずに間接的に世界に影響をあたえることでゲームが成り立つ所が面白い。

Incredipede

単純なパーツ「伸縮する筋肉」「骨」みたいなものをノード間を繋ぐことでキャラクタを作り出し、それらの筋肉をそうさすることでキャラクタを動かすゲーム。プレイしてないので分からないけど雰囲気としては「いきものづくりクリエイトーイ」に近い感じがした。

最後に

今年のSENSE OF WONDER NIGHTはなかなか面白かった。進行のペースもよかったし、来年も楽しみにしています。

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