アクセル・ワールド〈1〉黒雪姫の帰還 (電撃文庫)
ネットでの活動がリアルでも盛んな私を知ってる某先輩が「コレはお前向けだ。読んでおけ~」とお薦めしてくれたので読んでみました。なんというか私の趣味趣向を理解してオススメといってくれる作品は流石どれも面白いですねぇ。というか作品自体も電撃大賞の「大賞」作品だそうで、そりゃ面白いわけだ。
あらすじ
IT技術がすすんだ近い未来のお話。五感すべてを使ったネットへのフルダイブが一般に普及してる世界という設定。いじめられっこで鈍くさい主人公がバーチャルの世界ではすばらしい反射神経とゲームスキルを持っていて、そこに目をつけた美少女副生徒会長に特殊な謎のソフトウェアを渡される。この謎ソフトウェアはなんと人間の思考を一時的に何倍にも高速化することができる一般には知られていないソフトウェアで、美少女副生徒会長といじめられっこの主人公が秘密を共有しつつこのソフトウェアの謎に迫っていくというような話。感想
なんというか、設定がまさに俺好みですね。進歩したIT技術が一般に普及している状態での特殊なハードウェアやソフトウェアを持った主人公たちが物語を展開していく感じ、すごく好きです。この手の作品は最近増えた気がする、リアルにIT技術がすすんでこういう世界感を想像しやすくなって受け入れやすくなったのかな?まぁ非常にいいことだ。ウィザーズ・ブレイン (電撃文庫)
ぱっと思いつく感じでは、「ウィザーズブレイン」かな。これはもっとファンタジー色が強い。脳内にIブレインなるスパコンが埋め込まれてて、こいつが高度な演算をすることによって思考を高速化したり、物理現象に干渉して空を飛んだり、物を壊したり。そんなことをしながら戦う騎士「魔法士」たちの話。普通はIブレインの容量限界から魔法士のタイプが決定されるが、例によって主人公は特殊なIブレインを持っていて、他人の能力プログラムを圧縮保存しておいて使用時に展開することでコピーしたりとか、またまた例によってライバルも特殊Iブレインを持っていて毎回色々面白い設定で楽しませてくれる。
なんか横道にそれたなw まぁそんなわけで非常に私の好きな設定の話。コレを読んでる最中、タイミングとしては副会長が主人公に誰かに狙われてることを話す喫茶店のシーンを読んでて「ダイレクトリンクによるセキュリティ無効化アクセス」とか「プロクシによる中継」とか脳内に浮かんで犯人までの予測がついてしまって、まさにその通りの展開だった。これはプログラマだとなんとなく予想できちゃうことなのかねぇやっぱり。予想通りの展開でうれしいような、ネタバレを見てしまったような残念な感じもちょっとあったりしつつなんとも不思議な感覚でした。
1巻を読み終えたところじゃまだまだ謎が残されてる感じで次が非常に楽しみ。いい本を紹介してくれてありがとう!>某先輩
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