2013年1月6日日曜日

ダンガンロンパ クリア


前々から気になってた作品「ダンガンロンパ」を冬休みを利用して一気にクリアしちゃいました。

とりあえずネタバレ無しの感想からざっくりと・・・

ゲームシステム
アクション要素を若干追加した逆転裁判みたいな感じ。証拠品を選択して突きつけるかわりに言弾(コトダマ)とよばれる弾丸を議論しているテキストが次々飛び交う中に打ち込んで相手を論破していく。ドラクエのコマンド選択式バトルを逆転裁判とするならFFのアクティブタイムバトルに相当するのがダンガンロンパという感じかな。
ゲーム難易度
ゲーム開始時に3段階で選択できる。とりあえず真ん中の「ユルヤカ」を選択しておいた。少し簡単かな~と思ったけど話に集中したいしこんなもんでいいのかもしれん。
 謎の難易度的には少し簡単目に感じた。トリックがわからなくて、手持ちの言弾を順番にうちこんでしまえーとかそういう状況には陥らなかった。シナリオの方は謎が簡単目だったこともあってかどんでん返し感が薄かったかも・・・でも、話の展開としてあれ?どうなんだろう?ってドキドキしながら読み進められるところも結構あって、それなりに面白かったという感じ。まぁなんにしても、ドラえもんボイスのモノクマがやっぱりインパクトあるよね。
 探偵パートのマップ探索もかなり親切に作ってあって詰まることは殆ど無かった、ここらへんの作りは非常に丁寧だったな。広いマップをあちこち行ったり来たりしながらどこのフラグが足りないんだーって探しまわることがない程度にしっかりヒントが出て、調べ忘れに対する補助もしっかりしてて・・・かといってそこまでやらされてる感はなかったので、システム的には良かった。
音楽
 音楽はかなり好み。そもそも、これをやろうと思ったのが「歌う声優三昧」のラジオ聞いててダンガンロンパのエンディング曲が流れて、お?カッコイイなぁ~と思ったのがきっかけだったりするので

ここからはネタバレ有り感想

 まずキャラの印象を・・・
・苗木誠
 主人公だけど、声がなんかカッコイイね。平凡なキャラとして出てくるけど十分カッコイイよ!
 学級裁判中の声がまじでかっこ良すぎる。頼りない平凡キャラのつもりだったのかもしれないけど、なんか全然そんなことなかったな。

・石丸清多夏
 まぁ厚っ苦しい奴だな。

・十神白夜
 石田彰さんキターーという感じだ。昔からこの人の声好きなんで。途中で裏切りそうなイメージをずっともってたけど、最後まで裏切らなかったな。
 後半の方のエピソードでこいつクロなんじゃ?と何度か思ったことがあったけど、見事に騙されましたな。

・大和田紋土
 見た目がアレだったがそんなにインパクトはなかったかな。処刑でバターにされちゃってたから死体が無いのか?と思って最後の生物室の死体の数トリックでこいつ抜けてるんじゃ?とか思ったけどあのムービーはイメージだったのかな?

・桑田怜恩
 こいつはなんかかわいそうな奴だったな、エピソード1のシナリオは随分こいつに同情しちまった。

・山田一二三
 面白いやつだった。キャラ的にどうやってもメインシナリオには関われそうになく、絶対途中で脱落するだろうなと思ってたが案の定・・・いいように利用されてしまったか、カワイソス

・葉隠康比呂
 こいつもちょい役でそのうち消えるだろうと思ったんだけど、いがいとしぶとかったな。なんだかんだで生き延びてるのを見て、え?まさかのこいつ黒幕展開とかあるのか!?なんて思ってしまったw

・舞園さやか
 早かった・・・あまりにも早かったな。まさかこんなに早々にいなくなってしまうとは。チュートリアルで日常行動でとりあえず仲良くなりましょうってのはそういう意味も含めたアドバイスだったのか?美声スキル・・・最後まで使わせてもらいました。

・霧切響子
 エピソード1の雰囲気から舞園さんがヒロインなのかな?とおもったが、あまりにもあっさりいなくなってびっくりした。こっちがメインヒロインだったのね。たしかに一人だけ超高校級の???とスキルが伏せられてたりしたし・・・

・朝日奈葵
 こいつも葉隠と同じちょい役でそのうち消えると思ってた。すまんw。最後にのこるのが特殊スキル持ちばかりだとは限らないわけだな、アフォなキャラを残しておいてそいつに外れな議論をさせるほうがゲームシステムとしてはやりやすくて残ったのかなー?なんて思ってしまったり・・・いや、いいキャラなんですよ

・腐川冬子
 しゃべりがうぜーーー。変な喋り方して声優誰だよ!って思ったら沢城みゆきさんでした・・・ってことはジェノサイダー翔の方もそうなのか・・・この人すごいな、サブキャラ系でいつも気づかないうちに居る感じだ。
 キャラとしてはジェノサイダー翔とのスイッチがあるせいで強烈だったな。

・大神さくら
 こいつこそ最後まで残る脇役だとおもってた。まさか黒幕側の内通者で、しかも途中で死んでしまうとは・・・

・セレスティア・ルーデンベルク
 絶対途中でなにかやらかす奴だと思ってた。そういう意味では十神もそう思ってたんだけど、そっちは外れたな。非常に良い悪役を演じてくれました。いいキャラでしたよ!

・江ノ島盾子
 さくっと死にましたな。しかし、伏線として埋まってたのはなかなか。雑誌と顔が違うとかいう会話や、いきなり殺された時の驚いた表情とか・・・しっかり伏線だったんだね。
 ラストで出てきて次々キャラが変わる感じはうざかったな。あんなキャラにする必要はあったんだろうか?モノクマの真似(というか本人?)をするバリエーションの一つとしてそうしたかったのかな。

・不二咲千尋
 初めて会った時から男の娘だと思ってました!なんだろうね、この感じ。声のせいかな?そのせいか、エピソード2のトリックの一つがなんの迷いもなかった・・・

・戦刃むくろ
 16人目の存在は最初から匂わせてたんだな。明確に出てくるまで気づかなかった。いったいどんな形で出てくるんだろうと思ってたが、まさか認識される前に死んでいたとはな・・・

各エピソード別感想

エピソード1
 主人公の苗木と部屋交換した舞園さやかがその交換した部屋で殺されてしまう話。
 舞園さんはヒロインなのかなーなんて思ってたがいきなりですよ。トリック自体はゲームシステムのチュートリアルも含んでるせいか非常に単純で裁判が始まる段階でもう全部わかっちゃってる感じだった。というかLEONの逆血文字とか簡単すぎでしょう。でもゲームシステムを理解する上ではこれぐらいでいいんだろうな。
 そして、舞園さんのターゲットに選ばれてしまったがために、逆に舞園さんを殺害できるチャンスを得てしまったレオンくんはちょっとかわいそうだったかな。学級裁判なるシステムがどんなものかも良くわからないうちに処刑が決定されてしまうとかね・・・

エピソード2
 プールの女子更衣室で不二咲千尋が貼り付けにされて世間を騒がせている連続殺人のように殺されてしまう話。
 個々のトリック自体は単純でわかりやすい感じだった。ただ、なんとなく漠然と男女の更衣室を取り替える必要があったのかな?とか十神がわざわざ偽装工作とかする必要がどこにあったのか?とかいまいち納得しづらい感じだった。
 殺してしまった相手との約束を守ったり、今後のためとはいえ偽装工作をしてまでメンバーの推理力を測ったりとか・・・自分の想像できる思考範囲外だったな。

エピソード3
 ジャスティスロボによる山田&石丸殺害事件。
 途中まで、セレスが一方的に山田の計画を知って影から利用したんだとおもってた。ちゃんと協力関係にあったんだな。それにしても、山田が死体発見アナウンス後に一瞬復活したのはなんだったんだろう?このゲームにおいてモノクマのシステムアナウンス的なものは無条件による絶対のものだと思ってたのに、それが崩れた感じがした。推理させる上で、絶対条件的なものが揺らぐのはちょっと危険だったような・・・あれかな?監視カメラで見て殺害されたという感じだったら死亡判定がなされるってことかな。
 セレスはこのゲームを本当にゲームとして楽しんでる感じで清々しかった。おれこういうキャラきらいじゃないよ。

エピソード4
 大神さくらが娯楽室で密室殺人されてしまう話。
 このエピソード中ずっと朝日奈葵の結論を急ぐ言動とかが怪しすぎて、ついにこいつが狂ってしまったか?とか、成り立たない共犯関係を大神さくらと築いて、朝日奈を救うために大神さくらが都合のいいように殺されてあげたりしたのか?とか・・・まさか朝日奈が豹変するんじゃ?とかかなり後半まで朝日奈を疑ってしまってた。

エピソード5
 戦刃むくろが植物園で殺される話。
 霧切さんの姿がずっとなかったことと、手袋をずっとしてたこともあって、死体が学級裁判始まる直前まで戦刃なのか霧切なのかわからなかったのはドキドキしたな。
 爆弾の破片については、正直どこで見たのか記憶になかった。結局美術室やあちこちまわって体育館の分解されたモノクマにたどり着くのに結構時間がかかっちゃった。
 最後の「追求する、しない、逃げる」の選択肢は、ここは主人公らしく常に真実を追求!と「追求する」を選んでしまってバッドエンド風な終わり方になっちまった。ここはわからなかったよ・・・

エピソード6
 生物室の遺体安置設備のランプの数については指摘される前にすぐに気づいた。ただ、バターにされちゃった人をカウントするのかどうかはちょっと悩んだな。でも、そこですぐに死体の入れ替えをしてると想像できた。
 学園長室で戦刃のプロフィールを見た時、身長体重からすぐに同じ体格の人を調べた。江ノ島さんが同じ体格で、戦刃は全身の傷が無いってのと、江ノ島さんが全身串刺しだったのですぐに江ノ島の死体が使い回されたってのは分かった。けど、あの江ノ島が戦刃と入れ替わってたってのは結構後半まで気づかなかった。てっきり、戦刃が江ノ島の死体に偽装工作をしてフェンリルの刺青とかもしていて、ラスボスとして現れるんだと思ってた。

エピローグ
 結局、人類史上最大最悪の絶望的事件ってのが具体的になんだったのかわからないままだし、扉を開けたあとどうなっていたのかもわからないまま終わってしまって若干消化不良な感じだったな。学園から出たあとの話しはエンディング後に後日談としてのシナリオがちょっとあるかと期待してたのに・・・
 そいや、2があるんだよね、そっちで続きとかやってくれてるのかな?とりあえず面白かったし買ってみるかね

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