ソニーブースにて3D立体視Gameのイベントステージがありました。
今回これが非常に気になったので、別エントリーでブログを書いてみようかと。
3Dメガネ配布
3Dメガネ(偏光レンズ式)を来場者に大量に配って立体視できる超巨大モニターで3Dゲームのイベントが行われました。これはすごく面白かった。
なにより、参考出展でミクが踊ってるのが3Dで見れたのが最高だった!
紹介されたタイトルは以下のとおり
・グランツーリスモ5・絶体絶命都市4
・肉弾 (NIKUDAN)
・モーターストーム3
・KILLZONE3
・みんなのGOLF
・初音ミク
・メタルギアライジング
・FINAL FANTASY XIV
ちょっと時間がたっちゃってどれが製品化決定で、どれが参考映像出展だけのものかわすれちゃったけどたしかこんな感じ。
次々紹介されていく中で、各社3Dに対する映像表現の仕方に差があっていろいろ考えさせられた。
モニターから映像が飛び出るか?
面白かったのモニターから映像を飛び出すようにつくるか?モニターから奥行きだけを使って画面の奥があるように見せるか?このあたりが各社違いが出てて面白かった。
画面から飛び出す派
・グランツーリスモ5・モーターストーム3
・KILLZONE3
・メタルギアライジング
たしか、この4タイトル。奥行きだけの表現と比べて臨場感は圧倒的。手を伸ばして触れそうという感じを抱かせてくれる。みんなの想像する飛び出す立体視がこれ。
それぞれ共通していたのがモニターの位置の奥行きをプレイヤーキャラクタの位置とあわせる感じにして、おそらくプレイヤーが注視するであろうポイントが一番ブレない映像でモニター位置に表示されるように工夫していたと思う。
なので、プレイヤーキャラクタとカメラの間をさえぎるとモニターから飛び出した表現になる。
プレゼンテーションとして行うならこれがインパクトあるし正解だと思う。ただ、欠点としてすごく疲れる。実際のゲームでコレをやられるとどうなるんだろう?ちょっとつらいんじゃないかな?とも思ってしまう。
こういうのを見ると3DSの3Dボリュームで飛び出し具合を調整できるっていうのは良く考えられたアイディアなんじゃないか?と思ってしまう。
画面の奥行き表現派
・絶体絶命都市4・肉弾 (NIKUDAN)
・みんなのGOLF
・初音ミク
・FINAL FANTASY XIV
かといって、こっちの表現は失敗か?というとこれはこれでありとも思う。
ただ、肉弾はなんかちょっと何がしたいのか分からなかった・・・ゴメン
そして、絶体絶命都市4.これは逆の意味で3D立体視ゲームを作るうえでの難しいポイントを浮き彫りにしてくれた。
影が・・・ちらつく!単純にカメラの位置をずらして2回描画をすると影のエッジが立ってる場合にその視差によって同じドットで影の部分と日が当たってる部分とが違ってしまってそれが動くと激しくチラつく!めちゃめちゃ目が疲れるし気になる。
これはダメだ・・・この部分は何かと気を使って作ってあげないと大変なことになりそうということが良く分かった。
さて、みんなのGOLF
これはプレイアブル出展で実際のゲーム画面で動作しているものが見れた。表現としてボールが飛んでいくのを見せるので画面の手前に飛び出す必要は無いので、画面奥表現になってるんじゃないかな?
あと、ボールが飛んでいく軌跡がすごく綺麗に立体視でみれて面白い。
次に初音ミク
こちらは、製品化予定の無い映像技術出展だったみたい。これも舞台を見ているような感じだからなのか画面の奥方向のみの立体で表現をしていた。画面手前に飛び出す方式の立体視だとどうしても画面隅がおかしいことになってしまう。そこの違和感を出さないためにはやっぱり画面位置が最前面にするしかないんだろう。特にミクのアップとかになったときに頭から上が画面からはみ出てるときとか違和感がでちゃうんじゃないかな?
画面の中心に集中して視野が狭まるようなタイプのゲームについては画面隅をあまり意識することもないので飛び出す方式がつかえそうだけど、こういう全体を眺めるタイプのものは画面奥で表現をして画面隅に気を使ってあげた方がいいのかもしれない。
最後にFF
これはプリレンダムービーが3D化したような感じのものだったんだけど、上記のミクと同じ感じで映像全体を眺める感じのときはやはり画面隅に気を使って奥行き表現をした方がよさそうな気がした。
まとめ
というわけで、いろいろと考えさせられるステージイベントでした。立体視表現で画面から飛び出すか、奥行きのみで表現するか。ここの判断はいろいろ重要な気がします。
メタルギアアーケードを見てて思ったのが2Dみたいに表示位置が確定していて画面からはみ出さないことが確定しているものに関しては画面から浮き出しても問題ない。と思った
基本奥行きのみの表現のゲームでも2D表示だけを強調表示したいときに手前に浮き出すのはありだね。
でも、常時でてるようなマップとかが画面の一番手前に張り付いてそのほかの物が画面の奥のほうにあると視線を手前と奥でせわしなく行き来しないといけなくてすげー疲れそうだった。と光栄ブースの3Dゲームの展示を見て思った。
立体視表現の問題点とかはこれからいろいろ出てきそうだなぁ。これはこれで研究する価値がありそうだ。
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