ゴールデンウィークがやってきました。予定ではREWRITEをプレイする予定でしたが、発売延期となってしまったので積んであった智代アフターを消化することに
プレイ時間
本編で10時間程度・・・最近のノベルゲーにしては短いね。その後におまけのミニゲームがあって、こっちが6時間程度かな?クドわふたーとか結構時間かかったから智代アフターもボリュームあるのかなー?って思ったんだがそうでもなかった。あらすじ
~It's a Wonderful Life~
人生の宝物を探しに行こう
Let's go to look for the treasure of the life.
CLANNADの智代編から続く設定でのストーリー。恋人の智代と高校卒業後に一緒に暮らしているところに突然、異母姉妹である「とも」という小さな女の子が現れる。母親が育児放棄をしてしまい智代と朋也、そして鷹文の3人でともを受け入れ共同生活をしていく。そんな中、鷹文の昔の彼女であり智代の後輩である「河南子」が家を飛び出し鷹文の所へやってきてしまう。
朋也、智代、とも、鷹文、河南子の5人で過ごす夏休みがはじまる・・・
感想
「CLANNADは人生」の続き。朋也と智代の人生についての物語という感じだった。この作品はあまり評判にもなってなかったので良作ではないのかなーと思ってたが、プレイしてみた感じだと他のKey作品に比べて、というか主流の物からはやっぱり劣る感じだった。CLANNADのアフターストーリーってことだしこんな物なのかもしれない。
河南子はいいキャラだった。こういう喋り方するキャラは聞いてて楽しくていい。日常パートでの朋也との掛け合いも見てて面白かった。
ミニゲームの「Dungeons&Takafumis」は、ミニゲームと言うにはしっかりつくってあったが一本のゲームとしてはシステムが単純な割にボリュームがあってちょっと面倒だった。プレイ時間的には半分ぐらいで話がサクサク進んでくれたほうがよかったな。
全体としては微妙な感じでした。
以下ネタバレあり
シナリオメモ
序盤は智代とラブラブしてる所に鷹文乱入のドタバタストーリー。そんな中、鷹文が「とも」を連れてきて物語の本編が始まる。本編は別に章立てされてる感じではなかったが、プレイした感じだと大きく分けて4章構成なイメージ。第一章は育児放棄されてしまったともを智代と一緒に守っていこうという話。智代への果たし状が朋也の元に届き、また智代の周りに不審人物がうろつくようになる。智代やともに危害が及ばないよう朋也は一番安全な智代に元にとも置いて代理でケンカに出て頑張る。結局、不審人物は勘違いだった。
これ、なんだったんだろうな?朋也が智代に頼らず成長したことを描きたかったのかな?にしてはどうも空回りしてる感じでいまいちだった。
第二章は鷹文と河南子のストーリー。この話を理解するための前提知識としてCLANNADの智代編のシナリオをしっかり覚えていないといけない。メモ程度にシナリオを書くと「智代の家族が不仲で崩壊寸前だったのを鷹文が自ら車に飛び込み大怪我を負うことで家族が鷹文を支えるべく団結し家族の絆が生まれていく。鷹文が入院している時に智代と見た学校の桜並木が街の開発で壊されることになってしまい、智代はそれを守るため生徒会長となって頑張る」と、たしかこんな感じ。で・・・今回のアフター編では鷹文は河南子の父親が顧問を務める陸上部に所属していて、河南子とも父親ともいい関係だったが、この車に飛び込んだ事件がきっかけで、河南子の父親に嫌われてしまう。そのまま河南子の父親が亡くなってしまい、河南子とも疎遠に。っと設定はここまでで、この第二章は鷹文と河南子が縁を戻していく話。朋也が鷹文とタイピング対決をして鷹文から過去の事情を聞き出し、智代と一緒におせっかいを焼いて鷹文をマラソン大会に出場させる。走ることで昔を思い出し河南子と縁を戻していく。
このシナリオは智代と朋也とはそこまで直接関わってこないサイドストーリー的な位置づけかな?もともと鷹文も河南子もお互い嫌いにはなってなさそうだし、放っておいてもこれ仲直りしたんじゃ?w
第三章はともを母親の元へ戻そうと頑張る話。ともの母親の居場所をみんなで頑張って突き止めて訪ねていくが、母親は不治の病にかかっている事実を知る。智代はこのままともには知らせずにともを育てていこうと考えるが、朋也はそれでも、たとえ少しの間でも母親と共に居るべきだと主張する。母親が引きこもった場所が地図にもないような田舎の農村でともが暮らしていくには学校も無く難しい所だった。そこで朋也はともが母親と暮らしていけるように廃屋を整備してともの為の学校をつくろうと頑張る。工事をしている途中で朋也は頭を強打する事故に合うがそれでも頑張って学校を完成させる。その姿を見ていた無関心だった村人と母親は次第に心が変わっていきともを受け入れることになる。
この3章が一番この作品で盛り上がった所だった。努力を続ける主人公と、それを見て変わる周りの人々。不治の病を宣告されて人生に一度絶望した母親が、最後までともと一緒に暮らしていこうと考えなおす。とてもいい話でした。
第四章。前章で終わればボリュームは少し少ないけど、それはそれで綺麗に終わったんじゃないかな?とも思ってしまうが。この作品はやっぱり主人公である朋也と智代の話で終わることになる。
ともを母親のところに送ってから数週間。母親の容態が急変したとの知らせを受ける。あまりにも早過ぎると智代達が村へ向かう途中、朋也が倒れてしまう。気がつくと病室で朋也は記憶喪失に・・・学校の工事をしていた時の怪我が原因で記憶障害を負って中学入学前からの記憶を無くしてしまう。智代のことも忘れてしまうが、智代は朋也の記憶を取り戻すために朋也を学校や寮なんかに連れまわす。智代の必死な様子に朋也も智代が好きだったことを確信しそれを伝える。そこで、智代から衝撃の告白、朋也は約一週間ごとに頭痛を訴え記憶を無くしている。この一週間は朋也が最初に記憶を失ってから3年も経ってしまっているという事実が伝えられる。この三年間で「ありがとう」とは言ってくれたが「好きだ」と言ってくれたのは初めてで、智代は成功率50%もない記憶を取り戻すために脳の手術を朋也が受けることをすすめる決心をする。手術の結果はうまくいかず、記憶を取り戻すことには成功したが、そのまましばらくして朋也を失ってしまう・・・
感想
「CLANNADは人生」なんてコピペがあるが、この作品は朋也と智代、とも、鷹文と河南子それぞれの人生を描いた作品ってことになるんだろうか。Keyには珍しく、奇蹟がおこらずハッピーエンドとは言えない形でのエンディングでした。最後の方の表現がいろいろぼかしてあって、手術の後、記憶を取り戻してリハビリをしている描写があるのですぐには死んではしまわなかったようだけど。どうだったんだろう?スタッフロール後のシーンを無理やりハッピーエンドとしてとらえようとすると、手術には失敗したが記憶を取り戻し、その後は脳の障害がのこって長い眠りについてしまう。エンディング後に何年も経って目覚めるとか?・・・都合が良すぎるか
悲しい物語としてひと通りプレイしたあとにオープニング曲を聞くと、なんか刷り込まれてるのか悲しい気分になる。Keyというかノベルゲーのオープニングって最初に聞いた印象とプレイ後の印象が変わるものが多いんだよね。・・・いかん気分が沈んできた。
気をとりなおして「Dungeons&Takafumis」の方の感想を書こう。
本編が10時間ぐらいと短かった割にはこのゲームなげぇ。ゲームシステム自体は複雑でもないファンゲームっぽい感じなんだけど変にボリュームがあってちょっと疲れた。このミニゲームでのお気に入りのキャラは「とも」だな。キャラ性能的にも魔法使いって良かった。ファイアーボールx5とかとりあえず唱えてしまえば敵を一掃出来る感じがイイネ。これなら全員を魔法使いにしてバンバン魔法使いまくれば簡単にクリアできるんじゃ?盗賊はなんか弱くて泣けた。剣士や騎士に比べてなんか防御力低くないか?レアアイテム集めとかするときに必要になるのかな?プリーストとロードは結局試す間も無くクリアしてしまった。どんな職業なんだろう?
「いでよ!変なのー!」風子召喚はイイネ。というか風子TUEEEE。ラスボス戦は囮風子+ファイアーボールx10で楽勝だった。囮風子に群がるモンスターをともがファイアーボールで毎ターン焼き殺すという素敵コンボ!あぁどうせなら成体化もしてあげればよかったっ!
本編の序盤の方でKeyのゲームに出てくるお決まりの悪友役はどうやら智代の弟の鷹文が引き受けてくれるみたいだ。河南子との掛け合いも面白かったな。この辺のノリはあいかわらず波長があって好きだ。「ばーかばーか鷹文ばーか」ってセリフが大好きw あと、日常パートで河南子に話しかけるキャッチフレーズ募集とか楽しかった。
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