2010年4月15日木曜日

アクセル・ワールド〈4〉―蒼空への飛翔


アクセルワールド4読み終わりました。

あらすじ(ネタバレ)

前回の3からの続きて、あと少しで能美ことダスク・テイカーを倒せるところでチユがが出てきて回復!「なん・・・だと・・・」みたいな終わり方をしたところからの続き。
まぁ、ものの見事に冒頭では逆転されて負けてしまうわけですが。チユがなんでダスクテイカー側についてるのか、脅迫されているんだろう?とか思いつつも、チユ自身からそうじゃないといわれたり・・・

飛行アビリティに回復アビリティというレアスキルを2つも手に入れたダスク・テイカーを倒すべく、心意<インカーネイト>システムをシアン・パイルにも習得させようとスカーレットレインに修行を頼む。やっぱりいいキャラだったし、赤の王としての役回りもあって再登場しましたね。
シアン・パイルが修行をしている間に、ハルの方はダスク・テイカーがBBマッチングリストに現れない秘密を探る。ここで、赤のレギオンのメイドさんブラッド・レパード登場。「k」とか「NP」やたら略語を使うキャラで大型バイクを乗り回す変なキャラ。これだけ特徴付けてあるなら、今後も再登場ありなのかな?

ブレインインプラントチップという違法な脳内埋め込み型のVRマシンを使用してBBマッチングリストに現れないようにしていたことをつかんだハルは能美にその事実を突きつけお互いのバーストポイントを全部賭けたサドンデスマッチで決闘する事になる。
卑怯な能美の方もこんな賭けに乗ったり、ハルの方もチユが押しかけてきて現状敵であるチユとともに決闘にのぞむとか、得体の知れないサドンデスデユエルカードとかいうアイテムにポイントをチャージしたりと、少し警戒が足りないんじゃないか?と思ってしまったりもしたけど、まぁ盛り上がるからいいか、と軽くスルー

バトルが始まると、まぁ能美が何も仕掛けてないわけがないわけで、仲間が現れる。こいつも唯一の加速世界での減速能力者という変わった存在のキャラ。加速研究会とかいう謎の組織の副会長をしているらしい。「副会長」ってあたりがアレだな、確実に今後会長が出てくる伏線かw
BICを組み込むことによってアクセルワールド内でも通常の時間の流れと同じ感覚に切り替えて永遠とも思われる時間をすごすことができるらしい。ただ、これリスクの割りに得るものがなんか少ない気がするんだがどうなんだろう?
脳内に埋め込んだチップで危険なことをしてまで得る意味があるのかな?少し謎。

さて、バトルの方はシアン・パイルが早速修行で手に入れたインカーネイトシステムの技を早速披露。リアルでの得意武器である竹刀と同じタイプの刀を生成。剣道勝負という流れに。相打ち覚悟でダスク・テイカーを討ち取った!と思いきやチユを人質にとられて逆転。そこをさらにハルが気合で逆転!っと思いきや能美の助っ人の副会長さんに止められてしまう。
もうダメだってところで、颯爽と黒雪姫先輩登場!カッコヨスギル!この展開は燃えるね!
黒雪姫先輩は能美の助っ人のブラック・バイスを抑えている間、ハルと能美で仕切り直し。

ゲイルスラスターを装備してダスク・テイカーと空中戦。飛行アビリティがレアスキルなこの世界での空中戦とかすごいな。もうやりたい事をかたっぱしからやってる感じがしてイイw
紙一重で勝った!トドメ!って時にチユの回復アビリティが発動!ダスク・テイカーを回復させて逆転・・・
もう、次々どんでん返しがあって大変。チユは最後の最後でハルたちを回復させて、能美が「なに!?」みたいな感じになってハッピーエンドだと思ってたのに、ダスク・テイカーを回復させてしまって、あれ?って・・・これもうダメなんじゃ?って思ったところでさらにどんでん返しが
チユのレアスキルは回復アビリティじゃなくて時間を巻き戻す能力・・・これによってダメージを受ける前に体力が戻って回復しているように見えていただけだったという
チユはそれに途中で気づいてレベルアップしながらダスク・テイカーの時間を巻き戻し続け、ハルから翼を奪う前まで時間を戻し続けていたと・・・
翼を取り戻したハルはサックリとダスク・テイカーこと能美を倒してアクセル・ワールドから追放する。
その後、能美にリアルで接触するが様子がおかしい・・・バーストリンカーだった頃の記憶をすべて失っている・・・ブレインバーストを失ったバーストリンカーはブレインバーストに関する記憶を失ってしまうという事実が発覚する。これも、今回だけの多めに用意した設定というよりは何か今後への伏線のような気がしてならない。

最後に、ゲイルスラスターを貸してくれたスカイ・レイカーにハルが返しに行く。半ば強引に黒雪姫先輩を連れていって、もともとネガ・ネビュラスの関係者だったスカイ・レイカーとリアルで会うことで仲直り(?)
次巻ではネガ・ネビュラスの一員として一緒に物語を進めていくことになりそうな感じ。綺麗に終わってるが、またまた次の展開が気になる感じだ。

感想

あらすじと言いながらなんかすごく長くなっちゃったけど、今回は気になるポイントが多すぎて仕方ない。てか、次の巻がでるまで覚えておきたいことを列挙した感じだな。書いておかないと忘れる。

「時代遅れのマテリアルマネー」、「カレーの恩をハヤシで返す」って表現がなんか印象に残ってしまったw
最近はクレジットカード決済やらEdyやSUICAなんかの電子マネー決済ばかり使うようになって、現金をあまり使わなくなってきたんだけど、これがもっと浸透すると現金を見たことが無いって状態が起きるようになるのかね。これがマテリアルマネーかぁ、みたいな感じが・・・
そういえば、銀行に関してはリアル店舗の銀行って行った事ないな。ATMが置いてある所がそうだと思ってたらどうも違うらしい。窓口とやらがあって何か手続きができるそうな・・・

ネガ・ネビュラスの人員もレアスキル持ちのチユことライム・ベル、スカイ・レイカーと加わった感じで次の展開が本当に気になる。

「あとがき」に書いてあったけど、本のページについての不満。これ、確かにそうなんだよね。読んでいるうちに、半分まで読んだ。そろそろ残り少ないから決着がつく。みたいなのを無意識に意識して(?)しまってこの先どうなるんだろう?っていうワクワク感を減らしてしまってる。
だから、短編集みたいなのだと1つの話が本のどのへんで終わるか分からないから逆に展開にドキドキしながら楽しめる。ギャルゲとかも同じで、エンディングがいつやってくるか分からないドキドキ感っていうのはすごくある。しかも、ギャルゲはフラグをミスっているとバッドエンドに行ってしまったりもするんで、この話の展開で本当にいいのか?ここからどうなるんだ?ハッピーエンドに行くと思うのにこれはまずいんじゃないか?とかそういうドキドキ感がある。
そう言うのが、書籍、紙デバイスで残りページを意識してしまうことで制限されてしまうっていうのは確かに勿体無い。
最近マンガや小説の電子書籍化を進めてるけど、これで読んでると結構残りページ数とかは気にしなくなるのでいいかもしれない。その辺にこだわりたい人向けに電子書籍を購入して1回目に読む人は総ページ数が?になってるとかってオプションを用意してあげるのもいいかもしれない?w

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