2009年2月24日火曜日

プラネタリアン感想(ネタバレ)


プロジェクト休暇に入ってからクリアした2作品目。てか、ギャルゲしかやってないな俺w
さて、このゲーム価格も安めに抑えられてて1プレイ4時間程度でクリア。選択肢無しという本当に読むだけのゲーム。キネティックノベルと呼ばれているものです。
戦争により荒廃してしまった世界で出会うロボットの少女との物語。属性的には完全にヒットしていたので迷わず購入したものなんだけど、某友人も言っているようにいいと思う作品ほど気合入れてやらないといけないから積みゲーになりやすいという傾向にあってずっと積んだままだった。1プレイが短いとは聞いていたけどやっぱり落ち着いてできるときじゃないとなぁというわけでこの休みを使ってやってみました。

Key開発の作品ということだけあって、Key信者な私にはクリーンヒットでした。泣いた!
ちょい前のEver17の感想にも書いたんだけどAIやロボットに関するシナリオだとバックアップが取れたり複製ができたりするのでキャラクタの死に対して生身の人間ほど感情が揺さぶられないのではないか?と思ったがそんなことは無かった。
極端な例をあげれば、国産RPGのように戦闘中に死んでしまったキャラクタを呪文1個で復活できるような状態ではキャラクタの死は泣くほどの感動はないし。でもシナリオのイベント上で死んでしまうとそれは呪文では復活できないので感動度(?)はあがる。キャラクタの死によって泣かせるようなシナリオはその時の状況、条件の設定の仕方が大切なんだと改めて認識した。その状況、条件の中のひとつにキャラクタが人間かロボットかという選択肢があるという風に考えていいと思う。
さて、このプラネタリアンという話での設定条件では世界が荒廃する前に量産されていたロボットが出てくるわけだが、何十年も経ち世界が荒廃してしまった状態でこのロボットの修理は難しく代用品はおそらく無い。シナリオ上もプラネタリウムの機械が出てくるが修理をするのに相当苦労をしていたあたりからそういうことを感じ取れる気がする。業務として行動する時と自立行動をする時の差がはっきり分かれていることでロボットである面とキャラクタとして感情がある面を出していて人間味を出している。キャラクタの感情としてしたいことをロボットの制約として矛盾が無いように言い訳を考える姿なんかもあってすばらしぃ。

最後に世界が荒廃してしまったことをずっと気づかない振りをしてきたことが分かるが、もうこの時点ではこのロボットへの感情が出来上がってしまってるのでおかしいところとかあってももう手遅れw 例によって記録データを保存した媒体の話も出てくるけどもう後の祭り、私はもうしっかり泣いてます。結局バックアップデータも復帰できるか分からないし遺品のような物。シナリオ的にもここで終わっていてその後復活したかどうかはわからない。普段ならうやむやにせずちゃんと最後まで話を!と言う所だけどこれはここで切って正解じゃないかな? どこかで続きをやってたりするんだろうか、続きがあればそれで知りたい気はするが・・・というか続きがあれば確実に復活するよな、じゃないと話がなりたたない

やはりKey作品は私と相性バッチリでした。

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